バイオガスプラント
小林牧場では、2011年にバイオガスプラントを稼働し、運営しています。
牛舎から排出される糞尿はすべてバイオガスプラントに集め、プラント内でバイオガス、液肥、繊維質の資材に分離します。
バイオガスは発電設備の燃料として、液肥は健康で活力に満ちた土づくりの養分に、繊維質の資材は再生敷料として牛たちのベッドになります。
牧場内で、土からエサ、エサから牛、牛からまた土へと戻る、循環酪農を実践しています。
土からの飼料づくり
牛たちの主食となる基礎飼料は、牧草やデントコーンを発酵させて作ったサイレージと乾草で、そのすべてを自社で生産しています。
バイオガスプラントから出た肥料を用いた健康な土は、良質なエサの原料を育みます。
良質でおいしい牛乳は、健康な牛たちから。牛たちの健康の源は良質なエサ。良質なエサを育むのは健康な土。
この考え方が、小林牧場の理念の核にもなっています。
快適な牛舎環境の整備
小林牧場では、牛たちを繋がず、自由に過ごさせるフリーストール牛舎(放し飼い牛舎)を導入しています。
繋ぎ牛舎と比べ、フリーストール牛舎で過ごす牛はストレスが少なく、乳量の増加や繁殖成績の向上が期待できます。
また、バイオガスプラントから生成される無菌で吸水性の高い再生敷料を利用をはじめ、牛舎内の空気や床を衛生的に保てるよう様々な工夫を行っています。